2019年06月
信州といえば「蕎麦」です。
とは言え、地元の蕎麦屋さんの多くは地粉で蕎麦を打つだけの量をまかなえず、国内産地各地の蕎麦粉を使っていることがほとんどです。こだわりのお店の中には「信州産蕎麦粉100%使用」を謳うところもあるのですが、私の場合はそこまでのこだわりは無く、美味くて満腹になれればいいやというタイプです。
私の住む上田市や長野市、県の北東部では、だいたいどちらの蕎麦屋さんでも量が多いのが特徴です。もともと寒冷地で米の収穫量が少なく、雑穀を使っておやきや蕎麦などを主食にもしていた土地柄なせいか、お客さんへの最大のおもてなしは「量」でということになったのかな?と思っています。
上田市内でも有名な「刀屋」さん。池波正太郎氏が真田太平記を書くときに何度も訪れ、氏の著書にも登場する名店です。そんな理由からか観光客も多く訪れるわけですが、お客さんが「大盛ください」というと、店員さんが「かなり多いですけど大丈夫ですか?普通を食べてみて、食べ切れたらお足ししますよ」と答えていたりします。
もりそばやざるそばの量は4種類、小盛・中盛・普通・大盛と順番に量が増え、中盛が普通のお店の大盛の量です。私はいつも普通を食べるのですが、それがこちらの量です。太打ちの田舎蕎麦というビジュアルですね。
若いころは大盛もいけましたが、今や無理。そのうちに中盛でちょうどよくなるのでしょう。
市内でもう1店、お気に入りの蕎麦屋さんがあります。上田駅近くの住宅街の中にひっそりとある「更科」さんです。
こちらはメニューには並と大盛しか載っていないのですが、私は中盛でお願いしています。ご主人も心得てくれていて、座ると「いつもと同じでいいかい?」と中盛を出してくれます。さらにサービスでそば切りの端っこの耳を一緒に入れてくれることもあります。薬味も量が多く、蕎麦湯を飲むときまで充分です。
刀屋さんの蕎麦は硬めで食べごたえがあるのですが、更科さんの蕎麦はちょうど好みの硬さです。啜れるか啜れないかの違いと言っても良いかも知れません。
週に1回は昼食に蕎麦を食べます。LDLコレステロール値を下げるべく、食事にも気を遣っているのですが、蕎麦を食ってりゃ大丈夫!と主治医からも言われています。
今から15年前、2004年にKYOEIマウナケアGFRP2.0ドームを自宅庭に設置、2002年に最終ロットで購入したMT-160をEM200に載せて使ってきました。
先日、天文ガイド主催の熊森照明氏による惑星撮像&画像処理講座に参加して以来、惑星撮影熱が上がり、ずっと実家に転がしたままになっていたμ210を、ドームに据え付けて使いたいと思うようになりました。しかし現在使っているピラーはニュートン反射用のSE-Sという不動点の低い(990ミリ)もので、そのままでは使い勝手が良くありません。新たにピラー脚を買おうか、三脚延長筒を継ぎ足して使おうかといろいろ思いを巡らしていたのですが、先日東京出張に合わせてスターベースさんへ相談に立ち寄りました。
そこでSE-Lピラーに載ったμ210のサイズを実際に確認した結果、GFRP2.0ドームでは天井に当たってしまって使えないことが判明しました。これはやはり延長筒をプラス10センチの特注でお願いするしかないかな?と思ったのですが、カタログには載っていないSE-M(不動点高1,350ミリ)というものが社内的には存在するとのこと。それならちょうど収まりそうだということで、今使えるものは極力そのまま使うことにして、支柱と赤道儀架台接続部だけを購入することにしました。
その場で注文して帰り、待つこと1週間、届いたピラー支柱をさっそく設置しました。カラーは旧色には出来ないということで、現行のライトブルー色です。思っていたよりは違和感が無くてひと安心。サイズもドンピシャで、MT-160の時よりも腰下あたりが広くなって取り回しが非常に良くなりました。筒が短いカセグレン式の効果ですね。
さて、μ210をメインで使うのは良いのですが、焦点距離が長すぎて普段撮影する月の全景写真が撮れません。そこで月面撮影用にビクセンED103Sを載せ換えて使うことにしたわけですが、タカハシのアリミゾ金具は六角ボルトの頭が飛び出すため、そのままだとビクセン純正のアリガタが付きません。そこで8ミリの超低頭ボルトを使ってタカハシ製アリミゾ(中)を赤道儀に取り付けました。これで無事ED103Sも載せることが出来ました。こちらもサイズ的にはちょうど良いですね。
惑星撮像は、ToUcamのあとZWOのカメラをしばらく使ってみたものの、今ひとつ使い勝手がわからず手放し、現在はセレストロンのSKYRISを使っています。極軸の追い込みも済んだので、梅雨の晴れ間を狙って木星&土星を撮ろうと考えています。
私が前の諏訪勤務のころ、今から20年以上前のことですが、一緒に乗鞍や霧ヶ峰、富士見町などで星の写真を撮っていた方が亡くなったとの連絡がありました。
しばらく前に倒れて、以降は入院生活だったと聞いていました。まだ60代前半、いくらなんでも早すぎます。
その方は中判・大判カメラを早くから使っておられ、いわゆる星景写真を一般の風景写真のジャンルでも評価されるようにした方でした。私はかなり影響を受け、マミヤプレスやペンタックス67で固定撮影を真似てみましたが、ロケハンを重視して、前景をおろそかにしない彼の写真に肩を並べられるような作品は永久に出来ないと思いました。
ビーナスラインの富士見台駐車場で狙ったカノープス、乗鞍で撮影した夜明けの空のグラデーション…、思い出は尽きません。
ご冥福をお祈り申し上げます。
合掌
1960〜70年代、日本人アマチュア天文家による彗星発見が相次ぎました。天文雑誌に発見時のレポートが載り、捜索に使った望遠鏡の写真が出ていました。
当時は15〜20センチのニュートン式反射経緯台に広角アイピースの組み合わせが多かったようですが、その広角アイピースというのが、各社から出ていたエルフレ型アイピースでした。
アストロ光学や高橋製作所が出していたのが焦点距離32ミリのエルフレでした。これさえあれば新彗星発見も夢じゃないなんて思ってました。いや、一生懸命探さなきゃ見つけられないんですけどね。
数年前に手に入れた、高橋製作所のエルフレ32ミリですが、取り付けサイズが古い高橋規格の43ミリP0.75ネジというもの。今の望遠鏡にはなかなか取り付けにくい規格です。
こんな時に頼りになるのは、やはりBORGのパーツですね。今回は【7425】50.8→M57/60ADと【7430】43ミリP0.75リングを使いました。これで2インチの接眼部にエルフレ32ミリが取り付け出来るようになります。
かつては見かけ視界60°のエルフレを、超広視野アイピースなんて言っていましたが、今や70〜80°の視野を持つアイピースもザラにありますね。しかしレンズ枚数が少ない設計のエルフレ型は、ヌケが良くて良く見えるアイピースです。
まだまだ使わせてもらいます。
livedoorブログに越して参りました。
yahoo!ブログで10年やって来ましたが、まさかのサービス終了に伴い、こちらでお世話になることにしました。
どうぞよろしくお願いします。
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