ご無沙汰いたしました。さすがに年度末、バタバタしているうちに更新も出来ず、気がつけば3月も終わりに近づいてしまいました。
久しぶりに銃関係の投稿です。
この半年くらいの間に、タナカワークス製ガスガンの三八式歩兵銃を2丁入手しました。新品はけっこうなお値段なのですが、この2丁はいずれもワケありの中古品です。
写真上は、日本の小銃の特徴である、上下2分割式銃床(ストック)の接合部分が剥がれ始めてしまっているもの、下は照星(フロントサイト)に曲がりがあったものです。実銃同様、全長か1,276mm、とにかく長いです。銃剣を装着すると1,600mmを越えます。当時の日本人の平均身長は160センチちょっとだったと思われますから、自分の身長と同じくらいの銃を持っていたことになります。
銃床の合わせ部分の隙はご覧のような状態です。上の銃の引金後方に隙間が出来ているのがわかるでしょうか。両方とも、機関部には遊底覆をつけてあります。
三八式歩兵銃は、その名の通り明治38年に仮制式採用された軍用銃です。太平洋戦争終結まで、日本陸海軍の主力小銃でした。6.5ミリ口径で装弾数5発、ボルトアクションの小銃です。旧軍の小銃は大元帥陛下から賜ったものとして、菊の御紋が刻印されていました。要するに兵自身の命よりも大切で、常に磨き上げておかなくてはならないものだったわけです。海軍では緊急時には小銃を海に投棄するという決まりがあったようですが、陸軍においては、もし小銃を失くすというような事件があれば、それはもう大変なことになりました。
もちろんこれはおもちゃですから、皇室の御紋をそのまま付けるわけにはいきません。本当は菊の花びらが16枚あるわけですが、ここに付いているのは15枚の花弁の菊です。
こうして写真に撮って見ると、やはり銃床の色がイマイチです。実銃は胡桃材を使っていたのですが、タナカのものは違うのかも知れません。一度塗装を落とし、いかにも油が染み込んだような感じに、もう少し暗い色で染め直そうかと考えています。
久しぶりに銃関係の投稿です。
この半年くらいの間に、タナカワークス製ガスガンの三八式歩兵銃を2丁入手しました。新品はけっこうなお値段なのですが、この2丁はいずれもワケありの中古品です。
写真上は、日本の小銃の特徴である、上下2分割式銃床(ストック)の接合部分が剥がれ始めてしまっているもの、下は照星(フロントサイト)に曲がりがあったものです。実銃同様、全長か1,276mm、とにかく長いです。銃剣を装着すると1,600mmを越えます。当時の日本人の平均身長は160センチちょっとだったと思われますから、自分の身長と同じくらいの銃を持っていたことになります。
銃床の合わせ部分の隙はご覧のような状態です。上の銃の引金後方に隙間が出来ているのがわかるでしょうか。両方とも、機関部には遊底覆をつけてあります。
三八式歩兵銃は、その名の通り明治38年に仮制式採用された軍用銃です。太平洋戦争終結まで、日本陸海軍の主力小銃でした。6.5ミリ口径で装弾数5発、ボルトアクションの小銃です。旧軍の小銃は大元帥陛下から賜ったものとして、菊の御紋が刻印されていました。要するに兵自身の命よりも大切で、常に磨き上げておかなくてはならないものだったわけです。海軍では緊急時には小銃を海に投棄するという決まりがあったようですが、陸軍においては、もし小銃を失くすというような事件があれば、それはもう大変なことになりました。
もちろんこれはおもちゃですから、皇室の御紋をそのまま付けるわけにはいきません。本当は菊の花びらが16枚あるわけですが、ここに付いているのは15枚の花弁の菊です。
こうして写真に撮って見ると、やはり銃床の色がイマイチです。実銃は胡桃材を使っていたのですが、タナカのものは違うのかも知れません。一度塗装を落とし、いかにも油が染み込んだような感じに、もう少し暗い色で染め直そうかと考えています。