絵本ジョン・レノンセンス ジョン・レノン著 片岡義男・加藤直 訳 晶文社刊
記念すべき700本目の記事、さて何にしようか・・・と考えました。
そもそもこのブログは、あまり深く考えず(正確には深く考える事が出来ず、ですが)に、思いつくままに書いているもので、時々読み返しては「日記にもなってないな」と、自分でもあきれる事があります。
1964年、ビートルズ人気もピークを迎えた時、ジョン・レノンが出版した“IN HIS OWN WRITE”。映画『HELP!』の中でも、ジョン自身が本棚からこの本を取り出して、にやっとしながら本にキスをするシーンで登場します。
殆ど意味をなさない言葉遊びを連ねた内容で、当時の評論家達は、それでもその深層に何かメッセージが隠されているのではないか?と研究をしたとか。
その日本語訳書が『絵本ジョン・レノンセンス』なのです。もちろん、挿絵もジョンの手によるものです。
英語の言葉遊びを訳書で読むという事にどれだけ意味があるのか、原書のエッセンスをどれだけ汲み取れているのか定かではありませんが、序文でポール・マッカートニーが書いているように、『この本におさめられている話はどれも意味をなさなくってもいいのですから、なんとなくおかしければそれで充分なわけです』
意味の無さにこそ意味が有る。