ひらがなにすると、何のことやらわからなくなりますが。
肉眼彗星への期待が高まる、この秋地球に接近する紫金山・アトラス彗星(C/2023 A3)ですが、2020年に明るくなったネオワイズ彗星(C/2020 F3)を越えて、ウェスト彗星(C/1975 V1)やヘール・ボップ彗星(C/1995 O1)並みに見えてくれたら、と期待が膨らみます。
昨年末からの機材整理で、そこそこ軍資金が溜まったこともあり、彗星を迎え撃つ機材を準備しようと考えました。彗星のサイズ感がイマイチ見えてこないのですが、今までの経験上やはり短時間露光で枚数を稼ぐためには、そこそこ明るいレンズが必須だと考えます。
ウエスト彗星の時は50ミリの標準レンズ、ヘール・ボップ彗星の時は色々なレンズで撮影しましたが、やはりメインは標準レンズで135ミリの中望遠も使いました。百武彗星(C/1996 B2)の時は35ミリでは全体が収まらず、24ミリも使いました。ネオワイズ彗星は標準レンズと105ミリを使いました。サイズ的にネオワイズよりも大きくなると踏んで、標準レンズと85ミリが必要かなと考え、また地上の風景を入れた構図では28ミリくらいの広角レンズも用意したいなと。
当然ながら新品でこれらの単焦点レンズを買い集めるのは資金的に厳しい。そこでキタムラのネット中古とオークションでシグマの明るいレンズを入手しました。
手前から、28mm F1.8 EX DG ASPHERICAL、50mm F1.4 EX DG HSM、Art 85mm F1.4 HSM
28ミリと50ミリは、古いラインナップの製品で、特に28ミリは超音波モーターではありません。しかしキヤノンの同一焦点のレンズに比べ1絞り1/3分明るいですし、名前の通り非球面レンズを使っています。星撮りに使っておられる方のインプレッションでは、コマ収差はF4まで絞ると目立たなくなるようです。標準レンズでは、現在シグマから出ているArtシリーズの50ミリF1.4がかなり高価な設定になっており、性能は良いのでしょうが手が出ませんでした。
85ミリは現行モデルで、非常にしっかりとした造りです。キヤノンの純正レンズの外装がチャチで見栄えが全く良くないですが、これはとても高級感がありますね。
F1.4の明るさがあるので前玉が大きく、かなり重量感があります。ポートレイトに使うなら、やはり手振れ補正が欲しいところですが、私は星にしか使う予定がありませんから、これで十分です。設計も新しいものなので、F2.8くらいで実用になったらいいなあと思っています。
実際に使うまでには、絞りを変えてテスト撮影をして、周辺光量や収差の状態をしっかりと掴んでおかなくてはなりません。フルサイズとAPS-Cサイズのカメラでもテストが必要ですね。まあAPS-Cサイズであれば、いずれも2絞りくらいで実用になるのではないかなと期待しているのですが。
あとは職場からさほど時間をかけずに行ける、西の空が開けていて光害の少ない高地を探すことも重要です。美ヶ原まで行けば間違いないですが、もう少し近場の方が天気を見つつ繰り返しの出動が楽ですしね。
肉眼彗星への期待が高まる、この秋地球に接近する紫金山・アトラス彗星(C/2023 A3)ですが、2020年に明るくなったネオワイズ彗星(C/2020 F3)を越えて、ウェスト彗星(C/1975 V1)やヘール・ボップ彗星(C/1995 O1)並みに見えてくれたら、と期待が膨らみます。
昨年末からの機材整理で、そこそこ軍資金が溜まったこともあり、彗星を迎え撃つ機材を準備しようと考えました。彗星のサイズ感がイマイチ見えてこないのですが、今までの経験上やはり短時間露光で枚数を稼ぐためには、そこそこ明るいレンズが必須だと考えます。
ウエスト彗星の時は50ミリの標準レンズ、ヘール・ボップ彗星の時は色々なレンズで撮影しましたが、やはりメインは標準レンズで135ミリの中望遠も使いました。百武彗星(C/1996 B2)の時は35ミリでは全体が収まらず、24ミリも使いました。ネオワイズ彗星は標準レンズと105ミリを使いました。サイズ的にネオワイズよりも大きくなると踏んで、標準レンズと85ミリが必要かなと考え、また地上の風景を入れた構図では28ミリくらいの広角レンズも用意したいなと。
当然ながら新品でこれらの単焦点レンズを買い集めるのは資金的に厳しい。そこでキタムラのネット中古とオークションでシグマの明るいレンズを入手しました。
手前から、28mm F1.8 EX DG ASPHERICAL、50mm F1.4 EX DG HSM、Art 85mm F1.4 HSM
28ミリと50ミリは、古いラインナップの製品で、特に28ミリは超音波モーターではありません。しかしキヤノンの同一焦点のレンズに比べ1絞り1/3分明るいですし、名前の通り非球面レンズを使っています。星撮りに使っておられる方のインプレッションでは、コマ収差はF4まで絞ると目立たなくなるようです。標準レンズでは、現在シグマから出ているArtシリーズの50ミリF1.4がかなり高価な設定になっており、性能は良いのでしょうが手が出ませんでした。
85ミリは現行モデルで、非常にしっかりとした造りです。キヤノンの純正レンズの外装がチャチで見栄えが全く良くないですが、これはとても高級感がありますね。
F1.4の明るさがあるので前玉が大きく、かなり重量感があります。ポートレイトに使うなら、やはり手振れ補正が欲しいところですが、私は星にしか使う予定がありませんから、これで十分です。設計も新しいものなので、F2.8くらいで実用になったらいいなあと思っています。
実際に使うまでには、絞りを変えてテスト撮影をして、周辺光量や収差の状態をしっかりと掴んでおかなくてはなりません。フルサイズとAPS-Cサイズのカメラでもテストが必要ですね。まあAPS-Cサイズであれば、いずれも2絞りくらいで実用になるのではないかなと期待しているのですが。
あとは職場からさほど時間をかけずに行ける、西の空が開けていて光害の少ない高地を探すことも重要です。美ヶ原まで行けば間違いないですが、もう少し近場の方が天気を見つつ繰り返しの出動が楽ですしね。