朝日新聞出版から『コンバット!』テレビシリーズのDVDが発売されました。
実はVHSビデオ時代にカラー版も含め、多くを見直しているので、今回はどうしようかな?と思っていたのですが、いつもの創刊号特別価格990円に釣られて買ってきてしまいました。
『ノルマンディーに上陸せよ』、『三人の新人兵』、『あるドイツ将校』と、日本公開第1シーズンの1話から3話が収録されています。
有名な話ですが、第1話『ノルマンディーに上陸せよ』は、元々シリーズ化計画段階でのパイロット版で、出演者たちの性格付けもシリーズとはずいぶん異なっています。ヘンリー(リック・ジェイソン)はまだ少尉ではなく曹長で、サンダース(ビック・モロー)と同じ下士官でした。女好きで戦闘経験なし。サンダースはちょっとひねくれていて、上官への言葉づかいも良くは無いけれど戦場経験が豊富という感じ。吹き替え版ではケリー(ピエール・ジャルベール)が、英語版ではなぜかキャディと呼ばれていました。シリーズでは勇敢で射撃の名手でしたが、ここでは戦場の恐怖から逃げ出してしまうという臆病さを見せます。英語版第2話以降はケイジ(ケイジャン・フランス系アメリカ人の意)と呼ばれています。
短気だけれど憎めない性格のカービー(ジャック・ホーガン)は第2話から、おっとりした性格のリトル・ジョン(ディック・ピーボディ)は第3話から登場します。
放送当時、私はまだ本当に小さな子供でしたが、毎週必ず見ていました。覚えているエピソードが多いのは、その後何度も再放送されたからでしょう。
今回のDVD、残念なのは日本語吹き替え版しか音声が無いことです。確かに田中信夫のサンダース、納谷悟朗のヘンリー、山田康雄のケリーと、懐かしさ満点ですが、どうせなら英語・日本語字幕も付けて欲しかったですね。
ふと思いました。
戦後わずかまだ17~8年しか経っていない時、戦争帰りだった私の父も、毎週欠かさず一緒に見ていました。しかし8割の兵が戦死・戦病死した激戦インパール作戦に従軍した父は、本当はどんな気持ちで『コンバット!』見ていたのでしょう?単なるエンターテインメントとして、気楽に見られていたのでしょうか?実際に戦った相手はイギリス軍とオランダ軍が中心だったので、あまり気にならなかったのかも知れません。
亡くなってしまった今となっては、親父の本当の気持ちを知るすべもありませんが。
実はVHSビデオ時代にカラー版も含め、多くを見直しているので、今回はどうしようかな?と思っていたのですが、いつもの創刊号特別価格990円に釣られて買ってきてしまいました。
『ノルマンディーに上陸せよ』、『三人の新人兵』、『あるドイツ将校』と、日本公開第1シーズンの1話から3話が収録されています。
有名な話ですが、第1話『ノルマンディーに上陸せよ』は、元々シリーズ化計画段階でのパイロット版で、出演者たちの性格付けもシリーズとはずいぶん異なっています。ヘンリー(リック・ジェイソン)はまだ少尉ではなく曹長で、サンダース(ビック・モロー)と同じ下士官でした。女好きで戦闘経験なし。サンダースはちょっとひねくれていて、上官への言葉づかいも良くは無いけれど戦場経験が豊富という感じ。吹き替え版ではケリー(ピエール・ジャルベール)が、英語版ではなぜかキャディと呼ばれていました。シリーズでは勇敢で射撃の名手でしたが、ここでは戦場の恐怖から逃げ出してしまうという臆病さを見せます。英語版第2話以降はケイジ(ケイジャン・フランス系アメリカ人の意)と呼ばれています。
短気だけれど憎めない性格のカービー(ジャック・ホーガン)は第2話から、おっとりした性格のリトル・ジョン(ディック・ピーボディ)は第3話から登場します。
放送当時、私はまだ本当に小さな子供でしたが、毎週必ず見ていました。覚えているエピソードが多いのは、その後何度も再放送されたからでしょう。
今回のDVD、残念なのは日本語吹き替え版しか音声が無いことです。確かに田中信夫のサンダース、納谷悟朗のヘンリー、山田康雄のケリーと、懐かしさ満点ですが、どうせなら英語・日本語字幕も付けて欲しかったですね。
ふと思いました。
戦後わずかまだ17~8年しか経っていない時、戦争帰りだった私の父も、毎週欠かさず一緒に見ていました。しかし8割の兵が戦死・戦病死した激戦インパール作戦に従軍した父は、本当はどんな気持ちで『コンバット!』見ていたのでしょう?単なるエンターテインメントとして、気楽に見られていたのでしょうか?実際に戦った相手はイギリス軍とオランダ軍が中心だったので、あまり気にならなかったのかも知れません。
亡くなってしまった今となっては、親父の本当の気持ちを知るすべもありませんが。