Across the Universe

天文ブログでスタートしたつもりが、いつの間にかB級グルメブログになり、さらにダラダラ日記に変化しつつあります。

天文

やはり流星写真は難しい…

ペルセウス座流星群極大の12日は、夕方からベタ曇りの上、時折夕立の雨が降る状況でした。それでも今年は夜半前までかなりの好条件でしたので、自宅から30分ほどの東の空が開けた高台の公園に出掛けました。
しかし21時を過ぎても一向に雲が消える様子がなく、早々に撤収してしまいました。

13日は迎え盆。実家に戻って夕食を済ませ、外に出て空を眺めると前日よりは雲が少なく、北極星も見える状況でした。カメラは持ち帰っていたので、ポラリエにセットしてインターバルタイマー撮影を開始しました。

途中1時間ほどは完全に雲に覆われてしまい、無駄なカットを量産しましたが、群流星と思しきものを2つ捉えることが出来ました。この写角を選んだのは、天の川を対角線に配して夏の大三角を射抜くペルセ群を…というムシのいい目論見からでした。しかしまあ思い通りに飛んでくれるわけもありませんよね。

雲が少なかった方のカットをアップします。背景がネムい感じになってしまいました。

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2020年8月13日20:47:12 57秒露出
Canon EOS Kiss X7i Tokina AT-X116(14mm F2.8) ビクセンポラリエにて恒星時追尾
ケンコープロソフトンクリア使用

C/2020 F3 ネオワイズ彗星

今年はとにかく天気が悪いですね。いくら梅雨時とは言っても、全国有数の少雨地域である長野県東部が、これほど毎日雨が降るというのは異常です。夜間も全く晴れない日々が続き、巷で話題になっていたネオワイズ彗星(C/2020 F3 Comet Neowise)も近日点を過ぎても全く見ることが出来ませんでした。

最後のチャンスと思っていたのが、この週末でした。月が無く、天気予報も梅雨の中休みといった感じでしたので、とにかくどこか遠征してでもと考えていました。

18日(土)、朝から庭の草刈りを行い、すっかり疲れて昼寝をしている時、携帯電話が鳴りました。星景写真をメインに撮影している知人からでした。
「ネオワイズ、今日チャンスじゃないですか?」と。私は自宅近くで撮影しようと考えていると伝えると、「美ヶ原まで上りましょう」との提案です。美ヶ原と言えば標高2,000メートルを越える、長野県の中心に位置する高原です。場所を移動すれば360°のパノラマが見られる場所ですから、北西が高度0°まで見渡せる場所もあります。しかし急カーブが続く山道を含め自宅から1時間強かかる場所、しかも自宅から見る美ヶ原方面はその時間雲の中でした。少し躊躇しましたが、彼のプッシュもあり行くと決めました。

晩酌を我慢して夕食を早めに済ませ、17:30に自宅を出発。カメラ2台にP2赤道儀とカメラ三脚、最小限度の機材を積んでの遠征です。途中、忘れ物は無いか考えながらでしたが、久々の遠征ながら問題はないと確信、現着18:40でした。

到着時は西の空に青空が出ていたのですが、機材を組んでいるうちに西から北の空を黒雲が覆ってしまい、その後は全く雲が切れませんでした。20:50に撮影を断念し、機材撤収21:00過ぎに現地を後にしました。当夜は我々以外に10名ほどが撮影に来ており、赤道儀を組んでいる方も3名ほどいたようでした。

19日(日)、夕方から天気は崩れるとの予報でしたが、前夜の悔しさが残っていた私は知人に「今夜もどう?」と電話をしました。彼はその夜地区の懇親会があり遠征は無理とのこと、さてひとりで美ヶ原まで行くのも面倒くさいなあと少々気持ちが後ろ向きになりました。しかし彗星は一期一会、行かずに後悔するより行って曇っていた方がすっきりするだろうと自分に言い聞かせ、前日と同じ時間に出動しました。

美ヶ原高原美術館の駐車場に着くと、前日にような望遠鏡やカメラをセットしている人どころか、車も殆どいません。しかも到着時は完全に雲の中で湿度100%、外に立っているだけで衣服がしっとりとして来ます。前夜は薄手のパーカーだけで来てしまい、寒さで参ってしまったので、冬用のマウンテンパーカーにオーバーズボン、寒さ対策はバッチリでしたが、こりゃ合羽を着た方が良かったか?と思うような天気でした。

やる気も失せてしまいましたが、せっかくなのでP2赤道儀とポラリエをセット、しかし北極星など見える状況ではなく、磁石で適当に北に向けた状態で組み立てました。問題はピント、何か星が見えなくては無限遠を出せません。ふと振り返ると東の低空に木星が雲間から出たり入ったりしています。慌てて2本のレンズのピント合わせを行い、固定してすぐに木星も見えなくなってしまいました。

20:00を過ぎた頃から西の空に雲の切れ間が現れ始めます。奇跡が起きるか?と祈りながら双眼鏡で掃天を始めると、「!見えた!!」慌ててカメラの画角を決めて撮影開始です。何度となく雲にかき消されながら21:00頃まで撮影を続けました。

雲の影響を受けなかったのは、ほんの数枚でしたが、135ミリと50ミリの画角で撮影が出来ました。ちゃんと処理した画像ではありませんが、記録としてアップします。

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2020年7月19日20:27 Canon EOS Kiss X7i EF50mm F1.8STM(F2.0) ISO1600 露出15秒
ビクセン ポラリエにて恒星時追尾

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2020年7月19日20:28 Canon EOS Kiss X3 EF70-200mm F4L IS USM(135mm F4) ISO1600 露出30秒
タカハシP2赤道儀にて自動追尾

P2はかなり極軸がいい加減だったので、135ミリの焦点距離でも星が少々流れてしまいました。でもまあ、あの短時間でカメラ2台、しかも予行演習無しで撮影出来たわけで、自分的にはとても満足できる結果でした。イオンテイルとダストテイルがしっかりとわかる、彗星らしい姿の彗星でした。また淡い天体を撮影するには、やはり標高の高さは重要だと再認識しました。

22:00過ぎに自宅に戻り、缶ビールを開けてひとり祝杯を上げました。

部分日食はほぼ雲の中

今日は夏至。
夏至に日本で日食が起きるのは372年ぶりとか。まああまりピンときませんが…。
それよりも、休日の天文現象ということが希少でありがたいと思ったのは私だけではないでしょう。

午前中はいい天気で、ちょっと早すぎるなあと心配していたのですが、観測場所に到着し、望遠鏡を組み立てているうちに雲行きが怪しくなって来てしまいました。
今回はED80Sに1.5×テレコンバーターで拡大撮影、30ミリで全行程を5分のインターバルで、135ミリで食最大の前後25分を狙うという作戦でした。

観測場所は西の空が開け、遠く山並みが美しい場所を選びました。

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30℃を越える酷暑の中、望遠鏡を組み立てて汗だくになりました。今回使った望遠鏡は、好きな方にはわかって頂けるシステム、ビクセンのSP-DX赤道儀にK-ASTECの両軸モーターを付けたものです。

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日食が始まると急に雲が増え始め、16:30過ぎには厚い雲に覆われるようになってしまいました。結局インターバル撮影の2台は諦め、雲が薄くなる瞬間を望遠鏡を覗きながら待ちます。

写せた中でいちばん大きく欠けた写真がこちらでした。

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(写真は上が北になります)
2020年6月21日16:42 Vixen DE80S+1.5×テレプラス(FL1,080mm) Canon EOS Kiss X7i ISO100 Tv1/15s バーダーアストロソーラーフィルター使用

とりあえず結果は残せましたが、最大食が写せなかったのは残念でした。

月齢9.3

ステイホームの大型連休、この3日間は天気も良く、今日などは真夏日になりました。長野県飯田市南信濃が全国最高気温だったとか。上田もめちゃくちゃ暑かったです。

昨夜は設定も適当な新改造EOS Kiss X7iで上弦の月を撮影したのですが、ホワイトバランスが合ってない上に撮影画像の自動回転がONになっていたため、RegiStaxで処理が出来ず大失敗してしまいました。

今夜は使い慣れたKiss X3での撮影で、何とか結果を残すことが出来ました。

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2020年5月2日19:17 ビクセンED103S+BORG1.4×テレコンバーター(合成FL1,113mm)
Canon EOS Kiss X3ボディ ISO400 Tv1/200 タカハシEM200Temma2Jr RegiStax使用

月齢2.3

外出自粛、皆様いかがお過ごしでしょうか?
春霞を若干感じる空でしたが、夕空に雲ひとつなく金星が輝いていました。今日は月齢2の細い月を撮影し、その後いくつか機材テストをしようと思っていました。

シーイングはさほど悪くはないものの、さすがにこの高度の月は難しいですね。
2枚の写真の共通データ
2020年4月25日 ビクセンED103S(D103mm FL795mm) BORG1.4×エクステンダー(合成FL1,113mm)
カメラCanon EOS Kiss X7i ISO400 タカハシEM200Temma2Jr

まずは欠け際に露出を合わせて
18:49~ 露出1/15秒
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地球照
19:16~ 露出6秒
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その後バーティノフマスクによるピント合わせテスト、笠井の0.8×レデューサーの星像テストなどをやり撤収しました。

新コロ対策で・・・

この週末も外出を控えましょうと言うことで、こちら長野県の田舎ではありますが、自宅と実家で過ごしました。

4月3~4日は夕空に金星とM45のランデブーが楽しめたわけですが、天気予報はイマイチ。さらに私はどうも金星との相性が良くないらしく、過去の金星日面通過は土砂降りの雨、金星食もドン曇りで全く見ることが出来ませんでした。

3日(金)は夕方から雲が切れ始め、日没前には西空がスッキリと晴れて来ました。いつもならハナ金で飲みに出てしまうところですが、こんな状況で誰からもお誘いが無く、迷わず自宅に直帰しました。

キヤノンのEF300mm F4で撮影を始めたところ、金星のゴーストが思い切り出てしまい、どうにもよろしくありません。仕方なく古いトキナーのAT-X400AF SDに取り換えてみると、こちらはゴーストが出ません。たぶんレンズ構成が少ないためでしょうか。しかし古い設計で青ハロが出てしまうため、星の色がおかしくなってしまいました。まあ記録写真ということでアップします。

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2020年4月3日20:07 Canon EOS Kiss X3 Tokina AT-X400SD(F4→8) ISO800 Tv15s

4日は残念ながら曇り空で見ることは出来ませんでした。
そして今日5日、翌日が仕事の夜は良く晴れるのジンクス通り、雲ひとつない快晴です。
とりあえず月を撮影しました。

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月齢10.0 2020年4月5日19:11 Vixen ED103S+BORG1.4×Extender(FL1,113mm F10.8)
Canon EOS Kiss X3 ISO400 Tv1/400s Takahashi EM200Temma2Jr

なかなかμ210の出番がありません。早朝の惑星撮像はなかなか敷居が高いので、もう少し季節が進んでから頑張ります。

新型コロナウィルス、早く終息して欲しいものですが、どうやら長期戦を覚悟しなくてはいけないようですね。皆さんどうぞお気を付けください。

新型コロナウィルスに思う

2020年年初、まさかこんな事態が起きようとは思いませんでした。新型コロナウィルスによる感染症が、世界的流行を見せていますね。

21世紀になっても、新種の疫病に対して流行を抑え込むことが如何に難しいのか、今の政府の対応を見ていて思います。

サプライチェーンの中に占める中国の比重が、この20年で極めて高くなっていて、マスプロの製品の多くに中国が関わっているので、この先思わぬ物が品薄になるんではなかろうか?と心配しています。

天文趣味の方ならピンと来ると思いますが、今や天体観測機材の多くはMade in Chinaです。セレストロンもミードも、スカイウォッチャーもみんな中国で製造されているのです。ここ数年、天文界を席巻している「赤いカメラ」ZWOもそうですね。

生活必需品はともかく、こんなニッチな品が他より優先して生産されることはあり得ず、全く日本国内に入って来なくなるのではなかろうか?そんな心配をして、思わずZWOの冷却CMOSカメラを買ってしまいました。

FullSizeRender

使いこなせる自信はありませんが、近いうちに試写だけは済ませようと思います。

月齢8.2

新年おめでとうございます。
昨年、まさかのYahoo!ブログサービス終了により、せっかく繋がったコミュニケーションの輪がきれてしまい、非常に残念に思いました。こちらのブログではまだまだ繋がりが少ないですが、少しづつでも繋がりを作っていけたらと思います。

さてこの正月は実に穏やかな気候で、ここ信州上田は3が日とも晴れて暖かかったです。元日、2日とも少々飲み過ぎてしまい、酔い醒ましに星をちょっとだけ眺めただけでした。今日は上弦、購入してから実際に使っていなかったBORGのエクステンダーのテストも兼ねて、簡単に撮影をしてみました。

ビクセンのED103Sですが、眼視では色消しの効いたシャープな像を見せてくれますが、撮影となるといくつか気になる点が出て来ました。ドローチューブをクランプで固定しようとすると、視軸がずれます。この辺りは、やはりタカハシのガッチリした接眼部に比べてチープな造りのため仕方ないところでしょう。

欠け際は露出不足ですが、かなりひどいシーイングの中での写真なので、まあ写りとしてはこんなところでしょうか。80ミリに比べると、やはり解像度が1段良くなりますね。

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2020年1月3日18:19 ビクセンED103S+BORG1.4×エクステンダー(FL1,113mm F10.8) Canon EOS Kiss X3 ISO400 Tv1/125 タカハシEM200Temma2Jr RegiStaxにて10枚合成
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