自宅庭に設置しているタカハシのMT-160SEですが、当初から65ミリP型鏡筒をガイド用に同架していました。コンパクトではありますが、やはり1970年代のタカハシ設計ですから重量がかなりあります。そのため、MT-160をかなりオフセットして赤道儀に載せていました。

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最近はオートガイダーの性能も良くなり、かなり小口径短焦点のガイド鏡でも問題なく使用できるようになりました。望遠鏡販売店でもかなりコンパクトなガイド鏡が各種発売されていますね。

先日、Amazonで見つけたAstro Streetというブランドの60ミリF4のガイドスコープが、国際光器や天文ハウスTOMITA、笠井トレーディングなどで売っているものとほぼ同じだなあと思っていたところ、たまたまヤフオクにほぼ未使用というのが出ていました。

送料込み10,000円で落札出来たら御の字と考えていたのですが、ほぼその金額で入手出来ました。

届いたものがこちら。31.7ミリ専用の接眼部は、しゅう動筒とヘリコイドによるピント調整がいずれも固定ネジ付きの仕様になっています。

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ビクセンのファインダー用アリミゾに適合した脚付きです。

支持金具の調整ネジ頭には樹脂が付いており、鏡筒がキズ付かずに方向調整が出来るようになっています。

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しかしファインダーを調整する時、必ず3方向すべての調整ネジを動かさないと思う方向に固定できないもどかしさを、たいてい経験されていると思います。そこで私は、この支持脚を使わずに有りモノで架台に載せることにしました。

納戸をひっくり返して探し出したのが、たぶんかつてアトムで扱っていたユニバーサル鏡筒バンドです。

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これを使って筒を固定し、低重心ガイドマウントに載せることにしました。これで今までと同じ使い方でガイド鏡の方向が調整出来ます。

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バランスもかなり改善され、MT-160をかなり重心位置まで近づけることが出来ました。ウエイトも5キロ×3個載せていますが、このシステムなら2個で十分です。

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まあ、あとはこれを実際に使用して撮影をするか?というだけではあります。もう少し暖かくなったら…と、今は考えていますが。