中華を名乗ってはいますが、間違いなく中華料理じゃない「冷し中華」。この時期になると、ラーメン屋さんの軒先に涼しげな色合いの幟旗が立ちますね。
家でスーパーから買って来た生麺の冷し中華を作っても、店と変わらぬ味になるという、飲食店泣かせのメニューでもあります。結局、トッピングで勝負!となるようですね。
私は冷し中華が好きです。最近よく言われる「町中華」のお店では、丼ものと共に良くオーダーするメニューのひとつです。連日の猛暑で食欲が落ちた時でも、酸味の効いたタレでするっと食べることが出来ますね。
味噌ダレもありますが、私はもう醤油ダレ一辺倒、どこの店でも醤油味です。トッピングの飾りつけでお店ごとにひと工夫ありの冷し中華を、ちょっと並べてみました。
まずはこれぞ「町中華」と言える上田市内の老舗中華料理店。冷し中華はハムに限ると内心思っているのですが、こちらは蒸し鶏が載っていました。
麺はお店独自に発注しているものらしく、昭和の香りがする白っぽい中太麺です。錦糸玉子の量が、少々お上品でしたか。
続いては、国道18号線沿いにあるがっつり系の豚骨醤油ラーメンのお店。
なんとタレを後から自分で適量かけていただく方式、ラーメンの無骨さとは正反対の、とても上品な一品でした。ハムが載っているのでポイントアップ、さらに辛子だけではなくマヨネーズが添えられているのも高評価ですね。次回はマヨ大盛でお願いすることにします。
こちらはご飯の盛りの良さで人気の、長野市内の食堂です。
並サイズですが、麺はたぶん150グラム以上ありそうです。以前こちらで味噌ラーメンの大盛を頼んだら、箸も渡らない洗面器大の丼で出て来て参ったことがあったため、大盛は怖くて頼めませんでした。こちらの冷し中華もハムではなく蒸し鶏でした。
レタスの歯ごたえが嬉しかったです。
住宅街にある、カツ丼とラーメンのセットなど、かなりボリュームのあるメニューが並んでいるお店の冷し中華がこちら。
なんとチャーシューが刻まずに3枚載って来ました。しかしこういうチャーシューは温かいスープに浮かんでこそ、柔らかく温まって味が出ると思うのですが。正直ちょっと硬かったです。スイートコーンの色合いは良いんですが…。
今のところ、今シーズンいちばん気に入った冷し中華がこちら。
「元祖ニュー・タンタンメン本舗上田住吉店」の冷し中華です。
まず目につくのがオクラ。ネバネバが身体に良さそうですね。白髪ネギの下には、なんとアツアツの揚げナスが載っています。冷たい麺の上に揚げたてのナス、アクセントが効いています。そしてハムと蒸し鶏のダブル載せ、これはかなり嬉しい。しかも麺の量が多く、並サイズでも200グラム近くありそうでした。
これは今夏のヘビーローテーション確定な感じです。