今日は午後から、上田市マルチメディア情報センターで開催された「デジカメ星空診断ワークショップ」(第2回)に参加して来ました。
光害などによる夜空の明るさを計測する方法を学ぶ、というワークショップです。

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4月に基礎知識を学ぶ第1回のワークショップがあったのですが、当日仕事になってしまい参加できませんでした。基礎を学ばずに、いきなり実践と言うのもいかがなものかですが、まあ私らしいと言えば私らしいですね(笑)。参加費は1名1,500円で、2回合計の金額です。

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講師は「星空公団」の方で、参加者は約20名でした。

夜空の明るさを測るための写真は、デジタルカメラ+標準レンズF5.6でISO800、30秒固定撮影で写した星空写真を使用します。

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使用するソフトはMakali'i(マカリ)という計測ソフトで、RAW画像を取り込んで処理します。基準星の等級や撮影時の高度などは、星図ソフトStellarium(フリーソフト)のデータを使って計算します。受講者各々がExcelに数式を入力し、撮影に使用したデジカメの撮像素子のスペックや使用レンズの焦点距離などを入力し、さらに大気による減光の変数なども入力して夜空のベースの暗さ(明るさ)を等級で導き出します。

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空の良い山などでは20等級を越える暗さ、市街地では16~18等級というような数値が出ました。正直、三角関数やlogなど、なぜこういう数式になるのか?まったく根本は理解出来ませんでしたが、言われるとおりに入力した結果、どうやら概ね正しい数値が出たようです。

以前は環境省で行っていた星空診断ですが、例の事業仕分けで予算が無くなり、現在は星空公団で行っているのだそうです。

毎年1月と8月に全国からデータを集めているそうで、星空公団のHP内のデジカメ星空診断のページから、誰でもデータを送ることが出来ます。8月12日~8月25日、私もデータを送ってみようと思います。

午後1時から5時までみっちり講習を受け、仕事以上に疲れましたが勉強になりました。