今年7月に上田に転勤(8年ぶりに復帰?)して以来、久しぶりに旧友2人と再会しました。
 
高校大学と同期だったM君、大学受験の時、示し合わせたわけでもないのに、前泊のホテルが一緒でした。ロビーでバッタリ会って「あれ?お前も受けるの?」なんて話したことを覚えています。入学式で再会し、以来下宿も近かったので、良くお互いの部屋で飲んだものでした。
 
卒業後、彼は大手証券会社に就職、私は地元に戻ったので、会う機会は全くありませんでした。その後しばらくして、彼から「転職する」という手紙をもらったのが最後、以来転職先も知らず連絡も途絶えてしまっていました。
 
9月のある日、事務所のあるビルの通路ですれ違った男の声が、どこか聞き覚えのある声でした。振り返って「もしかしてMか?」と私が声を掛けると、ビックリして振り返り「…え?T(私のこと)か?!」お互いに飛び上がるくらい驚いてしまいました。
 
聞けばなんと私の事務所の隣の会社に、昨年から勤務しているとの事。32年ぶりの再会でした。早速飲みに行こうと予定を決め、2人で焼き鳥を食べに行きました。
 
彼は薬品会社に転職したのですが、両親の介護をするために長年勤めた会社を辞め、実家に戻って来たというのです。お互い、そういう歳まわりになったってことだなあと、しみじみ語り合いました。
 
彼を誘い、10月にあった高校の同窓会総会に出席したのですが、今度はそこで中学校以来の友人H君と再会しました。高校卒業以来ですから、36年ぶりです。
 
彼は松本の製薬会社に勤務していて、医学博士になっていました。その製薬会社には先輩や知人も多く、お互い、話が途切れることが無いくらいでした。彼の家は中学校の前の菓子屋さんで、帰りに良く寄っては買い食い(もちろんいけないことになっていますが)したものでした。
 
この歳になり、こうして旧友と再会できることは、本当にうれしいものです。30年以上の年月を超え、すぐに昔と同じように語り合えることが、実に気持ちいいのです。
 
M君とは、その後も一緒に飲みに行っていますし、H君とは新年の会合での再会を約束しました。
 
先日、以前からの知人で、上田市の天文アマチュアグループのまとめ役をしているWさんから「星仲間の集まりがあるから、一度顔を出してみませんか?」とお誘いを受けました。
 
駅前のうどん屋の2回に集まったメンバーは8人、いずれも私と同じくらいの年代の方々でした。挨拶をして座敷にあがると、「あれ?」なんと、10数年ぶりにお会いしたのがKさんでした。スカイウォッチャー誌で20点を獲得した、40センチニュートンによる銀塩5時間露出での銀河写真で有名な方です。
 
私が上田に戻ったことを知らなかったので、ずいぶんビックリされてしまいました。Wさんは、私とKさんが顔見知りだとは知っておられたようですが、昔話で盛り上がる私たちを見て、ずいぶん驚かれていました。
 
人の縁というのはありがたいものです。上田では仲間もおらず、独りで星を見ていた私ですが、これからはこの仲間たちと一緒に星を楽しむことが出来そうです。