今年は数え七年に一度の、諏訪大社御柱祭の年に当たります。

有名なのが、下社山出し祭の最大の見せ場である、最大斜度35度の急坂を氏子を載せた御柱が下りる『木落し』です。なかなか当選しない木落し坂観覧席が当たったので、今日見に行って来ました。

下諏訪町内から4キロほど山中に入った場所にあり、歩いて行くのはなかなか大変なので、知人とタクシーに相乗りして向かいました。

桟敷席はかなりいい場所、木落し坂を真正面に見る事の出来る位置でした。

木落しの時刻は決まっているのですが、予定通りには殆ど落ちません。この日2本目の秋宮三の御柱は、結局1時間半近く遅れての木落しとなりました。

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大勢の氏子たちが急坂を下りて曳き綱を左右に広げます。

柱の後の綱を斧で切ると、巨木が凄い勢いで一気に坂を下ります。この柱は落ち始めに左に回転してしまい、乗り手が全員振り落とされてしまいました。

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どうやら大きな怪我をした人もいなかったようで、無事坂の下に曳行されて行きました。

それにしても、本当に危険なお祭りですねぇ…。実際、ときには重傷者や死者が出る事もあるのです。天下の奇祭と言われるだけの事はありますね。

さて、この後は来月初旬に上社の里曳き祭、その翌週に下社の里曳き祭が行われ、境内に御柱が建てられて終了となる予定です。