先々週、ヨシカワ光器さんから戻って来た、初代(1969年製)TS65ミリ屈折赤道儀架台を、今日実家に行って組み上げてみました。

 

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赤経軸にあったガタが、これは見事完全に取れました。グリスアップもされ、両軸の粗動がスムーズになりました。手動での使用には、もう全く問題がありません。

 

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で、実はこれをどうしてもやりたかったのです(笑)。

 

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せっかくなので、当時を思い起させるモノクロ写真にしてみましょう。旧型のバル自由雲台を介し、アサヒペンタックスSL(これも60年代後半製)を同架する事。レンズはもちろん、当時の定番望遠レンズ135ミリF3.5。あの頃の天文少年は、この焦点距離でM31やスバル、M42などを狙ったものでした。私が下手だったのかどうかわかりませんが、200ミリの焦点距離になると、とたんに手動ガイドの成功率が下がってしまうのでした。

 

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当然、明視野照明装置を対物フードに付け、十字線入りアイピースを。思わず当時行きつけだったカメラ店に行って、「トライXちょうだい」と言いたくなりますね!

 

天文ファンは星を見てこそかも知れませんが、こうして星見の道具を見ているだけでも幸せになってしまうのですから、もうどうしようもないですね・・・。でも、こうして完全復活した65ミリ屈赤、せっかくですから星を覗かせてやる機会を増やそうと思っています。