前回、取引先から依頼を受けた月の動画撮影について書きましたが、その機材というのは、昨年の星まつり前に記事に書いた、レンズ交換が可能でマニュアル露出が出来るチノンBellami HD-1の事でした。

搭載された撮像素子の大きさから考えて、月の全景を撮影するには、35ミリカメラの200ミリ望遠クラスがちょうど良いという事がわかりました。そこでタクマー200ミリF4を入手したのですが、小型の本体側で雲台に固定するだけでは、非常にバランスが悪く、とにかくちょっとした振動が伝わってしまいます。レンズ側にも固定出来るシステムを考えれば良いのですが、たとえば長いアリガタを用意して、レンズをY字型のサポート金具を自作して取り付けようかと考えていました。

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写真は135ミリレンズを取り付けたところで、下にあるのが200ミリです。固定は本体下部のグリップ取り付け用の1/4インチネジのみ。どう考えてもトップヘビーです。

Bellamiには、プラクチカマウントのアダプターの他、CマウントとCSマウントのアダプターが用意されており、そこでピカリと閃いた事が。

EOSマウントをCマウントに変換するアダプターが確かあったはず。それにEF70-200ミリF4を付ければ、レンズ側で雲台に固定が可能になります。探して見るとAmazonで売っているのを発見、早速入手しました。

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しかしよくよく考えてみると、EFレンズは絞りリングがありません。そうか、そこが一番のネックだったかと思った時には、既にブツが届いてしまいました。さすがAmazon、発送が早い早い!(笑)こうなると、とりあえずビデオ本体のISO感度、シャッタースピードで調整出来る範囲での撮影となります。上弦より明るくなった月は、ちょっと難しいかも知れませんね。

とりあえず、月齢の具合を見て、またテスト撮影をしようと思っています。