今日は息子の高校卒業式でした。私は息子の小学校の入学式に行ったきり、その後は一度もそうした行事には行っていません。今日も家人が出席するという事で、私は出掛ける前に玄関先で写真を撮るだけの係でした。
 
8時過ぎに2人が出掛け、ひとり朝食を済ませた後は何もやる事がありません。さて何をしようか?と考えたのですが、とりたててする事もなし・・・。まあ、カメラのデータをCDにでも焼いて来ようかと思い立ち、カメラのキタムラへ出掛ける事にしました。
 
コンデジのSDカード2枚、EOS7DのCFカード1枚の画像を移行するのと合わせて、プリントも一緒に注文したりしているうちに昼近くの時間になってしまいました。さて、昼飯に何を食べようか?・・・そうだ!久しぶりに日昌亭支店の焼きそばにしよう!というわけで、海野町の駐車場に車を入れました。
 
思ったとおり、お店の駐車場は満杯の上に路上駐車も数台、土曜日の昼時はめちゃくちゃ混んでいます。でも1人ならカウンターで待ち無しで食べられる事がほとんど。今日も1席だけ空いていたカウンターにすぐ座れました。
 
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焼きそばワンタンセット 950円 日昌亭支店
 
このブログで何度か紹介していますが、たぶんこの地域以外では日本中どこにも無い、独特の焼きそばです。普通、中華料理店の焼きそばは海鮮(エビやイカ)が入っているものですが、この焼きそばは野菜(キャベツと人参)の他は焼き豚と錦糸玉子、グリーンピースのみ。酢で溶いたカラシをタップリとかけて食べます。
 
その昔、横浜中華街で料理人をやっていた大陸出身の方が、関東大震災の後長野市に引越し、そこで中華料理店を始めました。それが今はなき(2002年閉店)権堂の福昇亭です。横浜のようには海産物が手に入らない当時の長野市で、美味い焼きそばをどうすれば作れるのか?考えた末に作り出されたのがこの焼きそばなのです。その後娘さんたちが上田に嫁ぎ、福昇亭と日昌亭が開店します。たぶん戦後まもなくの事でしょうか。
 
ちょっと甘めの野菜あん、麺は親族が経営する製麺所のオリジナルを蒸して炒めたもの。この味、子供の頃から食べ慣れた、まさに上田人のソウルフードです。いやぁ、美味かったなあ。
 
さて、お腹もいっぱいになり、ちょっと買い物をしようと海野町商店街を歩きました。琴光堂楽器店でエレキギターの弦を買い、ふと道向かいを見てビックリ!老舗のカメラ店だったカメラ東京が既に閉店していて、運転代行の待合所になっていました。全然気がつきませんでした。そうですよね、私自身キタムラにしか行かなくなっていたのですから・・・。
 
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ここを画面手前に向かえば卒業式をやっている上田高校なのですが、髭も剃ってないし、様子を見に行くわけにもいきません。そのままCDとプリントを受け取って、自宅に帰って来ました。
 
気温が低く、風が強い一日でした。