先日、会社の同僚U君から、「いやぁ、この前AmazonでCDを衝動買いしちゃったんですが、これが最高なんですよ!」と話しかけられました。
「何を買ったのよ?」と聞くと、「クレイジー・キャッツのコンプリート・シングルスですよ」と言うわけです。「え、そりゃあぜひ聞きたいね!今度貸してよ」とお願いしたのですが、もう翌日会社に持って来てくれました。
 
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結成50周年クレイジー・キャッツ コンプリートシングルスHONDARA盤
 
何と2枚組、全43曲の豪華版です(笑)。
 
いやぁ、とにかく凄い!高度成長期、日本のサラリーマンが元気だった時代の歌、最高です。1曲目『スーダラ節』(って変換が一発で来るあたり、WORDもなかなかやりますな!)の“わかっちゃいるけどやめられねえ”・・・究極的発言ですね、に始まり、『こりゃシャクだった』、笑ながら歌うというのは、日本音楽界初の快挙だったのではなかろうか?と思います。続いて『ドント節』、『五万節』と、外せる曲が全くありません。『ハイそれまでョ』、泣きながら歌う植木等、やはり只者ではないですね。
 
勢いが付き、気がつけば最後まで一気に聴いてしまいました。
 
青島幸夫の歌詞、凄いとしか言えません。天才でしたね、彼は。C調なんて言葉も昔ありましたが、“コツコツやる奴ぁ、ご苦労さん!”的感覚、余裕が無い今の時代にはかえって新鮮です。歌詞カードの一部に伏字(!)があるんですが、しっかりと歌っちゃってますからあまり意味が無いんですけど、「あぁなるほど、これは今の時代、書けねえなあ」と納得。
 
ホンダラ行進曲の歌詞は、私のいちばんのお気に入りです。
“何をやってもホンダラダホイホイ、だからやらずにホンダラダホイホイ”
 
あー・・・、そういう人に私もなりたい(爆)。
 
これは疲れたサラリーマンを元気にする特効薬、私も買おうと思います。必聴のCD、よろしければ皆さんもぜひ!