さて、望遠鏡を使った撮影方法については概ね準備が整いましたが、日食の経過全体についても、カメラレンズを使って撮影しようと考えています。
 
今のところはEOS 7Dに70-200ミリの望遠ズームを付け、食の中心前後を撮影する計画でいるのですが、欠けはじめから終了までの全過程を広角レンズで撮影するか悩んでいるところもあります。
 
いずれにしても、カメラレンズの減光方法を決めておかなくてはなりません。
 
フィルターメーカー各社から出ている露出倍数10,000~100,000倍のNDフィルターは、ちょっと高価すぎて購入するのに二の足を踏んでしまいます。太陽撮影など、今後何度もしないですからねぇ・・・。
 
手許にあるバーダー・プラネタリウム製アストロソーラーフィルター眼視用(露出倍数100,000
倍)の切れ端を使って、ペーパーマウントにセットしたフィルターを作ろうと考え、必要なものを買い揃えました。
 
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まずはテクニカル・ペーパーマウント。これにアストロソーラーフィルターを挟んで使います。それをカメラレンズにセットするのに使うのが、マルチホルダー100です。その右にあるアダプターリングは67ミリのフィルターサイズで、EF70-200ミリF4用です。
 
下左のテクニカル・ホルダーⅡは、入荷が遅れる見込みという話だったので、まあいずれ持っておけばと思って注文したのですが、案外早く入荷しました。マルチホルダーはレンズとの間に隙間が出来るので、出来ればテクニカル・ホルダーを使いたいところです。ステップアップ・リングを現在注文してありますので、日食当日までに間に合えばそちらを使用する予定です。
 
右にあるバーダーのソーラーフィルターは、実は新品(A4サイズ)で、ペーパーマウントに使ったのは10年近く前に購入したものの残りです。
 
セットした状態はこちら。
 
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三脚を忘れてしまったので、手持ちで太陽を狙います。
 
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2012年4月28日13:28 EF70-200ミリF4(200ミリF4)ISO100 1/1000 キヤノンEOS Kiss X3
 
ありゃ、完全に露出オーバーでした。F8~11に絞って使わなくては・・・。