社内の別部署にいるヤマ義士君(仮名)は、ここしばらく前からデジタル一眼レフ購入を検討していました。ニコンD800が発表される前から「やはり広角を重視するならフルサイズですかねぇ?」と相談を受けていたのです。彼はフィルムカメラの時代にF3を愛用していた事もあって、やはりデジタルもニコンでいきたいという話です。
 
私は「そりゃあ金があるならフルサイズが良いんじゃないの?」と言いつつ「でも、ニコンの交換レンズはいいお値段するからねー」なんて、出鼻を挫くような注意もしたり。
 
その後彼から「決めましたよ!D800といわず、ここは思い切ってD4買います!」と聞きます。「えーっ!そりゃまた思い切ったね!でも、そこまでは必要ないんじゃないの?」と、私は少し冷静に検討する事を勧めていました。
 
先日社内をブラついていた時、部屋の奥に座るヤマ義士君と目が合いました。なにやら言いたそうな雰囲気です。
「おう、どしたい?」と私が聞くと、彼はニヤリと笑いながら「買っちゃいましたよ」と、うやうやしく黒いソフトケースを取り出しました。
 
中から出てきたのは・・・、
 
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ニコンAF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED
 
「えーっ!ボディ買う前にレンズ買っちゃったの?!しかもナノクリ?!」私は大いに驚愕してしまいました。ナノクリスタルコートのニッコール、しかも24-70 F2.8といったら、安く買っても17~8万はします。しかもボディも買わずに、このレンズからいくか?と!
 
「ちょっと見せてよ」と私が言うと、「どうぞどうぞ」と、彼は大事そうに手渡してくれました。
 
持ったとたん、「!!!」私が驚いた顔をすると、脇で見ていたEOS1D使いのH野君が大爆笑。めちゃくちゃ軽い???「なんだコレ?」と、私がヤマ義士君に聞くと、彼はしてやったりの表情で「実はコレなんですよ」とキャップを開けました。
 
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そう、ニコンダイレクトで売っている、AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G EDモデルのタンブラーだったのです(販売価格3,000円)。
 
「いやぁ、思いのほか上手く騙されましたね」と彼から冷やかされたのですが、いやしかし、これは良く出来てますね!さすがにニコンが作っているだけの事はあります。銘盤は実物どおりですし、距離目盛には透明なカバーまで付いています。
 
負け惜しみじゃないですが、私も思わず欲しくなってしまいました。買っちゃおうかなぁ・・・(笑)。