記念すべき800本目の記事は、10月度ワイン会です。
 
毎回コスト・パフォーマンスの高いワインを用意してくれるソムリエY氏、今回はまさに渾身のラインナップで準備をしてくれました。
 
超目玉は『シャトー・マルゴー』(88年)。そう、渡辺淳一氏の小説『失楽園』でも有名な、ボルドーワインの名品です。
 
受け売りをそのまま書くのも気がひけますが、フランスボルドーのメドック地区で格付けされた61シャトーの中で、最上級の評価を受ける5大シャトーのひとつがマルゴー。その第1級シャトーというのが、ラフィット・ロートシルト、マルゴー、ラトゥール、オーブリオン、ムートン・ロートシルトだそうで・・・、私のような素人でも聞いた事がある(ような気がする)のは、マルゴーとラトゥールくらい?でしょうか(・・*)ゞ
 
さて、今回はY氏の気合いを受け止めるべく、レギュラーメンバー10人の他、諏訪市からS氏も登場。計11名での開催となりました。
 
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まずは白のラインナップ。
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Y氏、マルゴーがイッてしまっていた場合の保険として、シャブリの鉄板ワインを準備していました。それが『シャブリ ラ・ムトンヌ』(2006年・右から3本目)。市価は1万円ちょいくらいだそうですが、さすがに美味い。豊潤にしてジューシー、香りも立ち、後引く美味しさでした。
 
さて、ここでイベントがひとつありました。ノベルティ用の白ワインと、15,000円ほどの価格の白『シャサーニュ・モンラッシェ マルトロア』(2005年・いちばん右)のブラインド・テイスティングです。価格差約10倍、どちらがどちらか?というテイスティングを全員でやったのです。
 
結果、私とU女史が正解、後のメンバーは不正解という事でした。
 
ここでやめておけば良かったのですが・・・。
その後もう少し飲んだ(酔った)後、再度チャレンジしたところ・・・、なんと私とU女史がハズレ。「なんだ、大した舌じゃなかったな」というオチがつきました。
 
さて、いよいよ赤です。
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今回の会場(グラン・ヴァン一とく)のマスターおススメの『ブルゴーニュ・ルージュ』(左)、価格はリーズナブルですが、なかなかスパイシーで深みのある味でしたね。
 
そして10本目に登場したのが、『シャトー・マルゴー』(右から3本目)です。
 
イッてしまっているかも、というY氏の心配は杞憂でした。これは文句なく美味かった。角がなく柔らかな舌触り、適度な渋みもありながら重すぎないという、「なるほど、これが美味しいワインの味なんだな」と再認識出来る味と言いましょうか。
 
ちなみに、88年ものは入手困難ですが、市価は5万円台後半から10万円ほど!いやぁ、値段を聞いて、さらにありがたみが増すというものです。店で飲んだら・・・15万円くらい?
 
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さて今回料理は、『一とく』さんがとんかつ料理のお店という事もあり、メインはソースかつでした。サンドイッチはじめ、いずれの料理も美味しくて、ワインの味がさらに引き立った気がします。
 
ここで終わってしまわないところがまたスゴイ。この後開けた『プラネタ ブルテーゼ』というイタリアワインも、実に美味しかったですし、デザートの『シェリー ソレラ1847』もGood!よくぞいつもの会費で、料理も含めてこれだけのワインを揃えてくれたものです。Yさん、大変ありがとうございました。
 
一気にハードルが高まった気もしますが、次回も気楽にワインを楽しむ会にしましょう。