1976年と2006年、2度映画化された『犬神家の一族』、いずれも市川崑監督で主演も石坂浩二、30年を隔てて同じコンビで映画化されたというのは珍しいですね。
 
ところで、この2本の映画ですが、監督・主演が同じという他に、まだ同じものがあるのです。
 
それはロケ場所。
 
上田市柳町の町並みが、両作品のロケ場所として使われているのです。
 
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旧北国街道の宿場として往時の面影を強く残す町並みは、そこに立つとタイムスリップしたような感覚になります。
木曽の奈良井宿のように、背後に山が迫っていないせいか、明るく開放的なイメージです。
 
この通りを、金田一耕助が下駄を鳴らして歩いたんですねー・・・。
 
ところでこの通りには、古くからの造り酒屋さんやパン屋さん、蔵を改造した店舗の洋食屋さん、それにかなり高級な蕎麦屋さんなどが軒を連ねており、歩いて観光するにはなかなか楽しい場所です。
 
JR上田駅からも歩いて10分ほどの距離ですし、上田にお越しの際には、ぜひ足を運んでみて下さい。