今日は仕事で大町市へ。
 
大町山岳博物館からさらに上に登ったところに、鷹狩山という山があります。キャンプ場や
山小屋、食事処があり、大町市から北アルプスが一望できる、とても景色の良い場所です。
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山頂には展望台があり、観光用双眼望遠鏡が設置されていました。屋上の展望台には、ほぼ
朽ち果てる寸前のミザール製20倍80ミリ双眼鏡が置かれていました。88年製で、たぶん
ずっとこの場所に設置されていたのでしょう。レンズにはカビと曇りが発生していました。
 
銘板には“光学のミザール”と書かれていて、本社所在地は豊島区長崎。まだ国内生産を
していた元気な時代のミザール製品です。
 
その一段下には屋内展望台があり、そこにも20倍80ミリ双眼望遠鏡が設置されていました。
本体の形状、架台からピラーまでウリ二つのその双眼鏡は、“光学のエイコー”製。
本社所在地は豊島区長崎、ミザールと全く同じでした。

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そう、エイコーがミザールと合併(吸収?)した頃の製品なんですね。
 
屋外設置のものと違い、カビも曇りもありません。コントラストもかなり良かったです。思わず
携帯カメラでコリメート撮影。
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ここに設置された経緯を考えると、けっこう面白い気がします。自治体が発注した物件ですから、
当然入札があったのでしょう。同じスペックの観光用双眼鏡を2台入れるのに、わざわざ別の
メーカーにしながら、その実同じ製品にした理由は何だったのでしょうか?建物まで含め、一式の
発注だとすれば、わざわざ別メーカーである必要はなかったはずです。
 
ミザールの製造番号は西暦で、エイコーは昭和でした。実際は同じメーカーだったのに、無理
して違う演出をしているような雰囲気でした。しかし銘板のサイズは全く同じな上、字体まで
ソックリ。
 
どんな経緯でこのような状況になったのでしょうね。当時の関係者に話を聞いてみたいもの
です。