来年の今日、5月21日は、日本国内で金環食が見られます。
日本で金環食が見られるのは25年ぶり。しかも今回は金環食帯が本州を横断していて、九州南部から近畿、東海、関東と、人口の多い場所で見られるという、実に好条件の日食です。
 
昨日の朝日新聞朝刊(統合版)の5面、なんとビクセンの全面広告特集でしたね!天体望遠鏡メーカーが一般紙に広告を出すなんて、ハレー彗星フィーバー以来じゃないでしょうか?商品は望遠鏡ではなく、肉眼で太陽を見るための『日食グラス』でした。もっとも今回の広告は、朝日新聞のアスパラクラブの企画広告なので、ビクセン単体の広告ではありませんでしたけど。
 
全国紙の広告料は、かつて1段100万円なんていわれたものですから、全15段なら1,500万円ですよ!今回のような企画広告だと、朝日のアスパラクラブが中心としても200万やそこらは出しているかも知れませんね。
 
いや、金の話はおいといて。
 
来年5月21日、ぜひとも晴れて欲しいものです。今回の金環食帯は、ちょうど上田市あたりが北限線上にありまして、その線上で観測するというのも面白いのですが、やはり金環の継続時間が長い場所の方が良いですね。したがって上田よりはもう少し南下した場所で観測をしようと考えています。ふだん星が見えない東京ですが、今回の金環食の継続時間は5分以上と、最も好条件なのが良いですね。
 
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今日午前中の上田市の天気は快晴。来年もこんな天気なら最高です。
 
観測機材については、それまでに望遠鏡を増やす予定はなさそうなので、現有機材の有効活用を考えなくてはいけません。
 
減光には、バーダープラネタリウムのアストロソーラーフィルターを使います。もう10年近く前から、太陽撮影に愛用しているものです。
 
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フィルターを取り付けたビクセンED-80S(ファインダーにもフィルター)
 
この筒でスチール写真を撮影し、タカハシP型鏡筒でHD動画を撮影しようと思っています。楽しみですねー。晴れると良いですね。