先週撮像した木星は、ToUcamのゲイン調整が強すぎたせいか、RegiStax処理した際に、明るい部分が白飛びしてしまいました。
 
昨夜、きれいに晴れ上がったものシーイングは良くなく、しかも気温の下降と共にどんどん悪化していきました。準備を始めた18時頃は、けっこう良かったのですが、19時前頃にはピント位置すらわからない状況になってしまいました。
 
とりあえず前回よりゲインを下げて、約1,000コマ撮像を繰り返し行います。
 
途中、前の家のご主人が間違って配達された我が家宛ての郵便物を持って来てくれて、しばらく観測室を覗いていきました。当然肉眼で覗いているものと思っていたようで、まさかパソコンの画面に映し出しているとは思わなかったそうです。
 
さて、RegiStaxで処理してみましたが、やはり細かな構造は見えて来ませんね。まあ私の腕ではこんなものでしょう。少し強くウェーブレット処理をかけると、リング状のノイズが目立ちます。露光不足が原因でしょうか。
 
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2010年11月27日18:56~70秒
MT-160+コマコレクター+国際光器2×ショートバロー ToUcam 1/50S  RegiStax処理のみ
EM-200Temma2Jr自動追尾
 
明度やガンマについても、何度かテストをしなくては最適な位置がわかりません。面倒くさがって、ウェブカメラを使わなかった事が悔やまれます。次は土星ですが、3月頃まではとにかくシーイング最悪の土地ですから、しばらくは冬眠状態になります。