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信州信濃の蕎麦街道本舗 草笛総本店 盛りそば  630円
 
東北信にお住まいの皆さんにはお馴染みのお蕎麦屋さん『草笛』。小諸、佐久、上田、長野にお店を構えていますね。
 
とにかく量がスゴイ。写真の盛りそばは並盛ですが、普通のお店の大盛以上、ひょっとすると3人前くらいの量があります。
 
ざるに盛って出すと、お客さんが食べ終わる前に蕎麦が乾いてしまうので、このように桶に入れて出してくれます。
 
今回食べに行ったのは、小諸懐古園入り口にある草笛総本店です。母の実家が小諸市の南町なので、懐古園は子供の頃から良く行った場所です。お店は観光駐車場のすぐ脇にあります。
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こちらのお蕎麦は、いわゆる七割蕎麦。以前、中村社長にお話を伺った時、蕎麦粉に含まれるカリウムを多く摂り過ぎると胸やけがするのだそうで、蕎麦粉七割くらいがいちばん食べやすいとの事。蕎麦好きで有名な初代小諸藩主仙石秀久公が好んだのも、この七割蕎麦だったそうです。
 
仙石家は代々蕎麦好きのお殿様だったようで、真田氏が松代に移封された後に上田藩主となった仙石忠政も小諸から蕎麦職人を連れてきたそうですし、子孫の政明が但馬出石藩に移封された時もまた、上田から蕎麦職人を連れて行ったそうです。出石にも『皿そば』という名物がありますね。
 
さて、草笛さんをはじめ、長野県産蕎麦粉を中心に使用する蕎麦屋さんのグループでは、『信州そば切りの店』という看板を出しています。
 
草笛さんは、自社で使用する蕎麦粉の多くを東御市にある蕎麦畑で自家栽培しています。せっかく信州に来て、名物信州蕎麦を食べるお客さんに対して、実は蕎麦粉は輸入ですでは、あまりに申し訳ないという気持ちからスタートしたそうです。
 
安くて美味しくて、しかもお腹いっぱい蕎麦を食べられるのですから、これはもう最高です。ZAGAT長野版人気1位の実績はだてじゃありませんよ。
 
さて、初めて草笛さんでお蕎麦を食べようとする皆さんに、ひと言ご注意を。
いきなり大盛はやめておいたほうが良いです。まず並から、まあ何度も行けない人なら中盛にしておきましょう。
 
私はかなり大食いの方ですが、こちらでは並盛にかき揚げ(180円)で充分満腹になれます。