そもそもが機材コレクターな私は、使うか使わないかというようなブツを貯め込むクセがあります。

メインの筒をタカハシμ210に換えた事で、月面写真や星雲星団の撮影用のサブとしてビクセンED103Sを使うことにしたわけですが、直焦点(795ミリ)というのはいかにも中途半端な焦点距離です。そこで各種補正レンズを使うことになるわけですが、フラットナーやレデューサー、エクステンダー各種を揃えてみたので、日中自宅から見える景色を使ってテストをしてみました。

直線距離で400メートルほど離れたビルを狙いましたが、間に電線などもあるため、あまり詳細が確認できるほどの画像は得ることが出来ませんでした。カメラボディは新改造のEOS Kiss X3です。IRカットフィルターを除去してあるので、少々モアレなどが発生します。

まずは直焦点とケンコートキナー製2インチEDフラットナーです。
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上が直焦点、下がEDフラットナー使用ですが…
うーん、私の眼では大きな違いが感じられませんね。左下の格子も大きな差はないようです。しかしこれが点光源の恒星像だと、球面収差とコマ収差の差がかなり出るはずです。

続いてレデューサー使用です。
現在ビクセンからはEDシリーズ用の高性能フラットナーレンズ、レデューサーレンズであるHDシリーズが出ていますが、私の物はレデューサーED(F7.7用)という廉価版です。
さすがにF値が明るくなったためISO400では露出オーバーになってしまい、この写真だけはISO100での撮影です。

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あまり像面湾曲は無いようです。APS-Cで撮影する限り、周辺減光もあまり気にならないようですね。

月面全景を撮影する場合に使うエクステンダーは2種、古いビクセンFL用テレコンバーター(F9用)とBORG【7215】1.4×テレコンバーターGRです。
30年前の製品と今の最新のコーティング技術で作られている製品の勝負、さらにはBORGの方が大口径レンズでもありかなり差が出ると期待したのですが、結果は

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上がビクセンFL用、下がBORG【7215】です。
拡大率がビクセンの方が高いです。またBORGで撮影している時に強風が続き、少々ブレがあったようです。コントラストはBORGの方が良いですが、ビクセンも特に悪くはないですね。レンズ径が小さいですが、フルサイズでなければあまり関係ないようです。

今回使用した各レンズです。
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左からケンコートキナーEDフラットナー、ビクセンレデューサーED、ビクセンFLテレコンバーター、BORGテレコンバーターGRです。後方は各レンズをED103Sに接続するパーツです。FLテレコンバーターを50.8ミリスリーブに差し込むパーツを間違ってしまいました。真ん中はタカハシ用43ミリP0.75用でした。実際に使用したのは、ビクセンの50.8-43(P1.0)接続環です。

いつもの鈍眼、甘いピントで結果を出すことが出来ませんでした。月面全景を撮影する際には、まずは2種類を交互に使ってみようと思います。