Across the Universe

天文ブログでスタートしたつもりが、いつの間にかB級グルメブログになり、さらにダラダラ日記に変化しつつあります。

2014年09月

日の目を見るか?

さて、今年の原村星まつりで購入した一脚2本ですが(3本買っても三脚にはならないので・笑)、実際使うとなると、自由雲台があった方がカメラの着脱が楽です。まあ、クイックシューを付けても良いんですが(そういえば、どこかにクイックシューもあったなぁ)、確か死蔵品の山の中に小型自由雲台があったはず。そんなわけで自宅に戻った今日、納戸の棚をひっくり返して捜索をしました。高校時代以来、いつも使っている旧タイプのバル自由雲台は保管場所が決まっていますので、これはまあそのままで。

ペンタックス6×7や、その前のマミヤプレスを使っていた時代に購入した(けど、これもまた殆ど使わなかった)スリックのプロフェショナル自由雲台も出てきました。しかし、肝心の小型自由雲台がありません。おかしいなあ・・・?ここ以外に保管場所なんてないはずなのに、なんて思いながら寝室へ。本棚のあたりを探すと、ようやく発見!殆ど使ったことがないスリック・プロミニ三脚のセットのままでした。20年以上前に買ったものなのに新品同様!そりゃそうですよね。

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同じ場所から、ホコリまみれのベルボン・クイックレベラーも出てきました。三脚と雲台の間に挟み、ビデオ三脚のように雲台の水平出しが出来るものです。これも「いつか使うかも」と、10年以上前に中古品を入手したまま放ったらかしになっていたもの。

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とりあえず、小型自由雲台とクイックレベラーを諏訪に持って帰ろうと思います。たぶんまた使わないんでしょうけど(笑)。

あ、あとは1,000円ポルタも持っていきます。本体1,000円、原村で買ったクランプ2本で1,000円、合わせて2,000円の機材です。

iPhone6

ついに発表されましたね、iPhone6。
腕時計型端末の方が、ニュースでは大きく取り上げられていましたが。あれを見て、ウルトラ警備隊を思い起こしたのは50代以上のおじさん達でしょうね(笑)

しかし、携帯端末というのは、どんどん小型軽量化が進んできたはずですが、最近は大画面化に伴って大きくなっていくんですね。というわけで、iPhone4Sから順番に並べてみました。

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一番右、6Plusはいくらなんでもデカ過ぎでしょう!4Sの2倍くらいありますよ?

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日本人の手では、片手で操作するのは難しそうですね。

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大きさは現在の5Sでちょうどいいと思っていましたが、これより薄くなるなら6のサイズも十分アリですね。胸ポケットにも、スーツのパンツ右ポケットにも収まる大きさです。

もっとも私の場合、4Sの寿命が2か月ほど足らず、5Sにしてしまったので、とうぶん6にはなりませんが・・・。

一筋縄ではいかない月でした

今日は満月。平均的な距離よりもずいぶん地球に近いので、最近は「スーパー・ムーン」なんて言われますね。我々星屋は言いませんが(笑)。

さて、昨日は設置を断念した望遠鏡、今日は駐車場にED80Sを運び出すことにしました。久しぶりに使うGP赤道儀、電池はたぶん5~6年替えてないです。スイッチをONにしたら、コントローラーのランプが緑に付いたので「まあこれなら動くだろう」と、そのまま接続。鏡筒を出して、さてカメラを接続しようと思い、パーツケースの中を見ると、なんとBORGのアダプターは43ミリP0.75のタカハシ用しかありません!ビクセンの筒につなげる36.4ミリP1のネジが無いのです。自宅のパーツケースの中に置いて来ちゃったようです。

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こりゃ困った、ここにあるいろいろを組み合わせて何とかならないか?としばし頭を悩ませました。ふと、43ミリNSTアダプターが直焦点撮影用にもなることを思い出し、ようやくカメラを接続出来ました。

極軸合わせです。月の方向は晴れているのですが、北側はカシオペアも見えない曇り空。ようやく見えた北極星でささっと極軸を合わせ、さあ撮影開始!

あれ?赤緯側にずいぶんズレが大きいぞ??北極星が違ってた?良く見るとようやく見え始めたカシオペア座の位置から、先ほど合わせたのはこぐま座βの方だとわかりました。ちょうど北極星と高度が同じくらいの位置でしたから、つい間違えてしまったのです。初めての土地では、カシオペアや北斗などを確認し、北極星の位置を確かめないといけませんね。

で、極軸を合わせ直したかというと、実はしませんでした。「もう面倒くせえや。シャッタースピードが速いんだから、RegiStax処理をしないつもりならこのまま撮っちゃえ」って感じで(笑)。

結果はまたまた適当な処理をしただけの1枚画像、満月はつまらないくせに難しくて嫌いです(爆!)。
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2014年9月9日21:07JST VIXEN ED80S(FL720mm) CANON EOS Kiss X3ボディ ISO400 1/800 VIXEN GP赤道儀 電動追尾

中秋の名月orz

午前中、REXさんから、ASTRO GPVのご宣託では、長野方面は今晩晴れるようですよとのLINEが来ました。しかし外を見ると一面厚い雲に覆われた空・・・。半信半疑で夕方まで「何を使って撮影しようか」と考えていました。

西の夕空には、だんだんと晴れ間が広がって来ました。こりゃあひょっとして・・・と思いながらアパートに戻り、東の空を睨みます。しかし月は雲の中。天頂あたりまでは晴れているのですが、東はずっと曇ったままです。

西の空からも次々と雲が流れてきていて、こりゃあ望遠鏡を出すのは諦めようと決め、カメラレンズで撮影することに。

Kiss X3にニッコールED300ミリF4を取り付け、雲の切れ間を待ちます。
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2014年9月8日21:17 F4-F11 1/100S ISO100(中央部をトリミング)

珍しく右下をクリックすると大きくなります(笑)。ちょっと露出オーバーでした。一発撮りのちょい処理のみ。

結局、μもED80Sも出せず、これにて終了。明日も仕事ですから・・・ね。

木曽観測所40周年記念講演会・式典

東京大学大学院理学系研究科付属天文学教育研究センター木曽観測所

 

これが天文ファンにはおなじみの、105センチシュミット望遠鏡(カメラ)が設置されている施設の正式名称です。

 

木曽郡木曽町、上松町、王滝村にまたがる山頂に設置された木曽観測所が、1974年開所から今年で満40年。それを記念して今日、松本市のホテルで記念式典が開催されました。

 

仕事の関係で、しばらく前にわが社にも案内状が届き、半ば強引に「俺が行く」と返信はがきを出しました。

 

質素な受付で名前を告げると、銀色の紙袋に入った資料一式が手渡されました。その紙袋を持って会場に入り、プロジェクターが見やすい場所に席を陣取ります。式典の前に記念講演として、自然科学研究機構国立天文台副台長の渡部潤一教授による『太陽系小天体の謎 ~木曽が紐解く太陽系の化石たち~』と題した講演があるからです。


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場所を確保してからもう一度外へ。写真乾板時代に105センチシュミットで実際に撮影されたM31のネガが展示されており、そのシャープさにびっくり!しかもでかい!右下に見えるルーペから、その大きさがわかるでしょうか?


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渡部教授の講演は、笑いもたびたび起き、参加者全員が興味深く聞くことが出来る内容でした。これを書いているだけで、記事が5件くらい書ける内容ですから、これはまたいずれ機会を見て書くことにします(その前に内容を忘れちゃう可能性大ですが)。ユーモアたっぷりで、天文関係者以外でもわかりやすく、しかも非常に科学的示唆に富んだ内容でした。この講演会は、一般の参加者も聴くことが出来ました。

 

続いて行われた式典では、東京大学総長の濱田純一氏、理学系研究科長の五神真氏の式辞、そして来賓祝辞では、国立天文台長の林正彦氏の挨拶もありました。

 

そして祝賀会。木曽観測所40年の歴史を知る元職員の方の思い出話や、地元自治体の首長さんの挨拶などがある中、和気あいあいの雰囲気で、各所から笑い声が上がっていました。


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途中で渡部教授のところにお邪魔して、以前に一度お会いしているのですが・・・、と名刺を交換、ご挨拶をして来ました。

 

そしてさすが天文台、終了予定18時ピッタリにお開きとなり、頂いた紙袋を大事に持って帰宅しました。

 

袋の中には今日の式次第、来場者名簿、木曽観測所の案内チラシ、それに立派な40周年記念誌、それに木曽シュミットで撮影したM31のカラーポスターが入っていました。いやぁ、これはお宝ですよ。東大総長と私の名前が、同じ場所に書かれているんですから(そっちかよ!)。


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さて、ここで大発見!木曽観測所のサブスコープ、なんとタカハシμ300なんですね!しかも架台はSHOWA25E。プロも使う機材なんですねえ。


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さて、満月が100個並ぶほどの広視野の木曽シュミットカメラの技術が、マウナケア山頂のすばる望遠鏡にも使われているというお話を聞きました。口径8メートルクラスの望遠鏡の主焦点を使っているのは、世界中でもすばるだけなのだそうです。木曽のシュミットカメラの長所を知っている日本の天文学者だからこそ、なのだとか。


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ちなみに、105センチシュミットカメラは日本光学(Nikon)製、現在開発中の超広視野大型CMOSカメラはキヤノン製です。

まさかのHofner

ビートルズのトレードマークといえば、やはりポール・マッカートニーが弾いていたヘフナーのバイオリン型ベース(Karl Höfner 500/1)でしょう。左利きのポールがステージ下手に立ち、ちょうど楽器が左右に翼を広げるように見える演奏が、ビートルズのカッコよさを表していたのだと思います。

ヘフナー500/1は、現在でも製造販売がされていて、買おうと思えば買える楽器です。しかしドイツ製のものはさすがに良いお値段で、とても手が出るシロモノではありません。ましてやマトモにベースを弾けるほどの腕もない私が手にしても、まさに猫に小判。

がしかし、最近はインドネシアで製造しているものもあるんです。もちろん、ドイツ製に比べれば木質やピックアップの性能が大きく違い、音は比べるべくもないはずです。

長野勤務時代、いつも飲みに行っていた、善光寺大門下のオールディーズ・バーMy Lifeに、昨夜久しぶりに行きました。まずはお目当てのエピフォン12弦アコースティック・ギターを弾きながら水割りを飲んでいると、マスターが「そうだ、今ヘフナーのベースが置いてあるんだよ」と言うのです。私は即座に「インドネシアでしょ?」と言うと、「さすがだねー。良く知っているじゃない。バカ安でけっこう売れるらしいんだよ」と、持って来て見せてくれました。人気のサンバーストはなかなか入荷せず、色は黒でしたが。

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ヘッドのロゴは、まさにヘフナー!ボディのシェイプが、ちょっとばかりドテッとした感じはありますが・・・。

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「音出るの?これ」と私が聞くと、早速シールドが引っ張り出されてきて「何やる?」「じゃあNowhere Man」

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他にお客さんがいなかったこともあり、マスターとアルバイトのM君と3人で、片っぱしからビートルズメドレーのスタートです。しかもこれ、案外いい音するんです。通常のベース弦が張られているのですが、これをテンション高めのフラット・ワウンド弦に替えたら、かなり鳴るのではないかな?と感じました。

ヤフオクや楽天で見ると、なんとお値段が4万円切り!べらぼうに安いんです。そんな値段ならインテリアだって良いですよね。まあ4万のベースに1万近い弦を張るのもいかがなものかですが・・・。

ショート・スケールで細いネック、しかもめちゃくちゃ軽い!ギターよりも弾きやすいくらいです。私が喜んで弾きまくっていると、マスターが馴染みの楽器店に電話を入れて「次の入荷は?今月末に入るの?サンバーストも1本?じゃあそれTちゃん(私の事)買うから」なんて勝手にオーダーを入れています。「ちょっと!俺さすがに買わないよ!今そんな余裕ないよ」と、慌ててストップをかけました。

でもまあ、これはかなり遊べるベースです。うーん、本気で欲しくなってしまいました(笑)。

第3次発掘調査 その2

まずは番外編から。

物置の一角に、DPEの器具などをまとめて入れた段ボール箱があります。引伸機のコンデンサー・レンズや引伸レンズ、現像バットに竹バサミなんかが入っているのですが、ふとビニール袋に包まれた黒っぽい筒状の物があることに気がつきました

 

出てきたのは、なんとカメラの交換レンズ!


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スーパーコムラー ズーム75-150mm F4.5M42スクリューマウント付き)

 

あれ?こんなレンズ持ってたっけ?と暫し考え込みます。定かではないのですが、ペンタックス使いだった亡き伯父から譲り受けたレンズだったかな?ペンタックスKシリーズにも、マウントアダプターKを使えば取りつけられるから、と。


コムラーと言えば、三協光機からブランド名であるコムラーに社名を変更し、テレモアなど、リアコンバージョンレンズも販売していました。調べて見ると、1980年倒産となっています。社長が小島さんで専務が稲村さん、二人の名前を合わせて『コムラー』というブランドになったんですね。

 

残念ながらレンズ前群内側にカビが発生しています。ひどい状況ではありませんが、バラせる場所ではないので、これはもうこのまま諦めるほかありません。

 

一応、手持ちのアサヒペンタックスSLに取り付けてみました。うーん、この時代のカメラとレンズは、やはり畳の上が似合いますね!(笑)締め付け位置が少々悪く、絞りやピント位置の中心が真上に来ませんが、コムラーのアダプターはイモネジで位置の微調整が出来るので、これは次回調整してみましょう。


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ピントも来ますし、ズームも効きます。お遊びには良いですね。

 

さて、本日の本題です。

 

引き出しの奥から出てきたのが、この懐かしい紙袋。ユル・ブリンナーがにっこりとしながら手に持つのは『フジカラーF-400』。このCM、思い出しますね。たぶん19757年頃ではなかったでしょうか?


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そして裏返して見たら、なんと今度は岡田奈々!!『俺たちの旅』、オメダの妹役をやっていた頃かな?それにしても可愛い過ぎます!


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袋のサイズからして、中身はだいたい見当がついていました。

 

そうです、キャビネ版の印画紙でした。

フジブロWP4号と三菱月光V2号です。フジブロWPというのは、ウォータープルーフ、乾燥器で温めなくても仕上がるというものでしたね。フェロ板を使わなくても光沢仕上げに出来て、実に便利でした。4号なので硬調仕上げ用、月面から星野写真まで、多用途に使いました。


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月光Vの方は、たぶんトライXで一般撮影をした際のプリント用でしょう。2号なんて軟調な印画紙を、天文ではあまり使いませんでしたからね。クラスのポートレートや風景写真で使ったのでしょう。この印画紙はフェロ仕上げよりは絹目仕上げにするのが好みでした。

 

こうやって昔の物を引っ張り出していたら、昔はいろいろ楽しんでいたなあと、つくづく思ってしまいました。凝り性という事もあったのですが、プラモデルのパーツや電気部品、壊れたラジオもありました。そういえば、当時は家の電気製品が壊れたりすると、とりあえず分解してみて故障個所を探し、自分が直せるものは自分で直し、手に負えないものはいつも来てくれる電気屋さんにお願いしたものでした。その際、「ここがたぶんダメになっていると思う」と、電気屋さんと一緒に中を見ながら話し合ったりしていました。

 

そろそろ発掘調査も終了です。殆どがゴミでしかないものばかりでしたが、それを眺めているだけで当時を思い出させてくれる品物があったりして、実に楽しかったです。
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