昨日、娘が行っていた福島県白河のセミナーハウスに電話が通じ、参加者全員が無事であるという事はわかっていましたが、今日になっても携帯は全く通じず、直接連絡が取れずにいました。本人からは、一度だけ友人から借りたau携帯が叔母のau携帯に繋がり、元気でいると伝えてきました。
そんな中、今日の午後になり、カミさんが姪の大学進学のためのアパート探しに同行して、動き始めたばかりの長野新幹線に乗って東京に行くと言います。カミさんの妹は全く東京が不案内なので、一緒に行って欲しいと前々から頼まれていたのですが、昨日の今日なので中止するとばかり思っていました。しかし義妹が来週まで待っていられないというので、復旧後最初に動き出した4時過ぎの『あさま』に飛び乗って行きました。
さて夕方、息子と2人夕食を作るのも面倒なので、近くのファミレスに行きました。
料理を食べ終わり、コーヒーを飲んでいた時、私の携帯が鳴りました。見知らぬ電話番号が表示されています。慌てて出ると、娘からの電話でした。セミナーハウスの固定電話を借り、電話をしてきたのです。
宿泊しているセミナーハウス周辺は大きな被害もなく、食事もちゃんと食べられていて、全員元気だとの事。しかし携帯は、ソフトバンクは元々圏外で、ドコモは地震後ずっと圏外になったまま、唯一auが時々繋がっていたようです。
今日になって、ハウスのインターネット回線も不通になってしまい、外部の情報がほとんど入らなくなってしまったようです。
とりあえず明日の朝、バスを仕立てて一般道を走行して大宮まで行くという事が決まり、何時になるかわからないが、大宮から新幹線に乗って上田に戻ると言います。とにかく、南に進んで携帯が復活したら、また連絡をよこせと伝えて電話を切りました。
彼女が先日まで住んでいた筑波大の寮は水道が断水したままだそうで、引っ越したばかりのアパートの方は、どんな状況なのかは全くわかりません。とりあえず落ち着くまでは自宅で過ごし、それからつくばに戻る事にするようです。
福島からの道路、海岸側を通る道ではないので、時間はかかっても戻って来られるとは思います。今は道中の安全を祈るしかありません。
最後にひと言。
この非常時に、デマのチェーンメールを送りだした不届き者がいます。息子の携帯にも届きました。彼はそのテのメールは一切無視で、どこにも転送しないのですが、どうも多くの人が転送して広まっているようです。